- 最近はロクなニュースがないし、楽しいこともない。
- なにも信じられないし、この世に夢も希望もないっ!
・・・と悲観している人も多いでしょう。
ですが、そんなことはありません。
私はアニメ「地球へ…」(テラへ)を観て、人類は捨てたものじゃないと思いました。
はっきり言って、感動しました。
そして、ぜひ、まだ観てない人は観てもらいたいなと思って、ペンをとった次第です。
アニメ版「地球へ…」(Toward the Terra)
「地球へ…」は、昔、ポスター?を見て、記憶にはありました。
ですが、「少女漫画の宇宙版かな?」くらいに思って、スルーしてました。
(と言うか、当時、1日15時間位働いていたので、アニメを観る余裕などなかったのです)
ところが、先日、タマちゃんブログ「黄金の金●を知らないか?」で、紹介されてたのをキッカケに、「観てみようか」と思ったのです。
今、まさに「私たちが直面している」タイムリ-なテーマ
第1話を観て、ビックリしました。
…と。
まさに、今私たちが直面しているタイムリーな作品だったのです。
そして、5日間かけて、第24話まで一気に観ました。
久々に熱くなりましたよ。
人類が目指すべき「道しるべ」はないのか?「希望」はないのか?
もちろん、私も、AIによる人類の管理に杞憂を抱いているうちの一人です。
このままでは、人はロボットと同じになってしまうのではないか?
なんとかしなければ!
ましてや、コロナ騒動で、今人類は岐路に立たされている。
なにか、人類が目指すべき「道しるべ」はないのか?
希望はないのか?
・・・そんな問いかけに「答え」を示してくれようとしたのでしょうか?
このアニメは、私の目の前に光のごとく現れたのです。
「地球へ…」(テラへ)とは?
「地球へ…」は、竹宮惠子さんのSFマンガです。
マンガは1977年、映画化は1980年、アニメは2007年製作です。
30年もかけて、受け継がれていたんですね。
私が観たのは「アニメ版」です。
あらすじ(アニメ版)
1977年に誕生し、1980年には劇場版としてアニメ化もされた、竹宮惠子が描く伝説的SFコミック「地球へ…」。
原作の中で描かれている環境破壊や、コンピューターに依存した管理体制社会は、今や切実さを増し、現実のものとして我々の目の前に存在する。
そんな世界で今を生きる若者たちに問う、「正義」とは何か、そして「希望」とは何か――。
当時、1つの大きな時代を創った本作が、2007年4月、30年の時を経て全く新たにアニメ化され、TVシリーズとして放送決定。
舞台は、今よりも遥か遠い未来。
人類は環境破壊により滅び行く地球を再生させるため、植民惑星へ移住した。
コンピュータ管理により整然と生きる人類。その一方で疎まれる、特殊な能力を持つ「ミュウ」という存在。
彼らは過酷な弾圧の中で政府の目から逃がれ、息を潜めながらも自分たちの存在意義を考え、そして地球への帰還を夢みていた―。
ミュウのリーダー、ソルジャー・ブルーは、アタラクシアに住む少年ジョミーを自分の後継者として選び、夢を託す。
故郷・地球へ還る―――その強い想いから、彼らの地球を目指す戦いが始まる。
見所
ネタバレしないよう「地球へ…」の見所を語ります。
AIに支配された人類
マザーコンピューターによって、出産や教育、そして記憶まで完全にコントロールされた人類。
人は、育成都市「アタラクシア」で、決して今の秩序を乱さない人格に育てあげられる。
これによって、確かに、表面上は社会の秩序が保たれています。
でも、マザーコンピューターの意思に逆らうことは許されず、人は自由意志を持つことができません。
登場人物の一人である14歳のセキ・レイ・シロエは語ります。
「いったいあの中の何人がマザー・イライザの手練手管から逃れることができるのか?半年もたてばおそらく全員、マザー牧場の羊だ!」
うっ!こ、これは、私たちが迎えつつある未来そのものでは?
超能力に目覚めた新人類「ミュウ」の出現
そんなAIの完全支配の中、突然変異によって、超能力に目覚める者たちが出現する。
新人類「ミュウ」である。
だが、マザーコンピューターは、子供が14歳になると「成人検査」というテストを実施し、突然変異の可能性がある者をひそかに処分していた。
しかし、牢獄に入れられていた新人類ミュウたちは、宇宙船を奪取し、育成都市「アタラクシア」から離脱する。
もしかしたら、今現在も、同じようなことが起きているかも!
実は、私たちの中にも「目覚めた者たち」が次々と出現しているのでは?
新人類「ミュウ」と、AIに支配された「人類」との戦い…その葛藤
人類はマザーコンピューターの絶対命令により、ミュウを根絶するための攻撃を開始する。
その司令官として、謎の出生を持つキース・アニアンを登用する。
ミュウの司令官は、新人類の長ソルジャー・ブルーの意思を受け継ぐ若きジョミー・マーキス・シン。
ジョミーは、人類との共生を訴えるが、キースにはそれを受け入れられない。
かくして、人類とミュウの死力を尽くした壮絶な戦いが始まる。
あまり語ってしまうと、ネタバレになってしまうので、これ以上は書きません。
燃え尽きたっ!壮絶なドラマ。感動・・・
「地球へ…」は、第24話で完結します。
最終話の舞台は、荒廃して枯れ果てた地球。
マザーコンピューター本体の目前で、キースとジョミーが命をかけて戦います。
結末にはひどく感動しました。
- 人間は捨てたものじゃない
- たとえどんな管理や支配の元でも、ハートとハートは、いつか必ず通じ合うんだ
- そして、何かを信じて死力を尽くせば、必ず希望は残るんだ
・・・と。
すべて燃やし尽くし、浄化してしまうかのような壮絶でピュアなドラマでした。
心に残った名言
「地球へ…」の中には、珠玉のような言葉が散りばめられています。
キャラクターたちが、実に深い名言を残してくれるんですよ。
このアニメの中で、きっと、今のあなたを勇気づけてくれる「力強い言葉」に出会えるのでは?
私には、ソルジャー・ブルーの言葉が印象的でした。
「自分を信じることから道は開ける。事の善し悪しは、終わってみなければわからないさ。」
アニメ版「地球へ…」がオススメ
「地球へ…」は、映画版もあります。
私は、映画をまだ観てません。
ですが、これほど壮大なストーリーを「2時間ほどの尺」にしてしまうのはモッタイナイ。
ですので、まずはアニメを観ることをオススメします。
絵もキレイだし、声優もすごくイイし、
…と思いました。
「地球へ…」評価・感想
「地球へ…」の評価・感想はどんな感じなのでしょうか?
さらっと紹介しておきますね。
この作品が語りかけてくるものは、今もって深刻なものがあると思う。
皆で受け継いでゆく必要があるのでは?
こんなに泣いた作品って、映画でもドラマでも無かったんじゃないかな?
2007年の作品だけど、いまだに画も美しいし、主題歌はぜんぶ素晴らしい。
そして、ストーリーもばつぐん面白い。
最近、良いアニメにめぐりあってなかったから、なおさら心にしみる作品だった。
やっぱりアニメは、こうじゃなくちゃね!
全世界の指導者たちに見て頂きたい。
何より、すべての人に見て頂きたい。
最終話はほんとうに泣けた。
「コンピューターによる危機」というきわどいテーマを、当時の編集部がよく許したな
こんな凄いアニメがあったんだ…とビックリ
アニメ「地球へ…」を視聴するには?
1.バンダイチャンネル
アニメ版「地球へ…」は、バンダイチャンネルで、第1話だけ無料で観れます。
2.アマゾン
アマゾンでも配信してますよ。
原作
原作マンガは、Kindle会員だと無料で読めます。
最後に
今回は、アニメ「地球へ…」(テラへ)の紹介をしました。
これはもう、コロナなんかで意気消沈している場合ではありませんね。
人間らしさが、どんどんなくなってゆく…それで、それで良いのか?
ぜひ「地球へ…」アニメ版を観ていただきたいと思います。
そして、私たち人間には、誰にも「ピュアなハート」が脈打っていることを思い出して欲しい…
「希望」をバトンしていってください。
「自分を信じることから道は開ける。事の善し悪しは、終わってみなければわからないさ。」by ソルジャー・ブルー