人間にとって一番大切なこと、それは姿勢です。
姿勢の良し悪しで
- 健康
- 人間関係
- 恋愛
- 金運
…あらゆる運勢が変わってくるのです。
とは言え、どのように姿勢を正せば良いのか?
これがムツカシイところです。
そこで、今回は「肥田式強健術」を参考に、ほんとうの姿勢の正し方を解説します。
ただ「姿勢を正せ!」と言われても…そうならない!
子供のころ、先生に「姿勢を正しなさい!」と言われた人…多かったんじゃないでしょうか?
私もそうでした。
しかし、具体的に「どこをどうすれば姿勢が良くなるのか?」を教えてもらったことはありません。
ですので、ムリヤリ胸を張ってみるしかありませんでした。
しかし、やみくもに胸を張っても疲れるだけで、姿勢が良くなることはありませんでした。
「肥田式強健術(ひだしききょうけんじゅつ)」との出会い
その後、出会ったのが「肥田式強健術」です。
そこには、姿勢に関しての「明確な理論」が、散りばめられていました。
私は、深くのめりこみ、肥田先生の本を何冊も読み、研究を続けました。
「肥田式強健術」とは?
大正~昭和初期に、大きな反響を呼んだ体育法。
肥田春充(ひだはるみち)氏により創始。
人間の「中心点=正中心」を科学的に解明しただけでなく、それを鍛える画期的なメソッドを作り上げた。
肥田式強健術は、単なるメソッドではありません。
「正中心」を確立すれば、姿勢が矯正されるだけでなく、心も現実も変わるのです
それは、人間と宇宙を一体化させる神秘体験と言っても良いでしょう。
肥田式強健術は「中心」から正しい姿勢を作る
- 人体を科学的に分析し
- 人間の「中心点」を解明し
- その「中心」から、正しい姿勢を作る
…それが、肥田式強健術です。
今回、肥田式強健術を参考に、ほんとうに正しい姿勢を解説します。
この姿勢ができれば、健康だけでなく、あらゆることが「正常化」してきます。
その結果、人生の全てが好転してゆくのです。
肥田式強健術に学ぶ、ほんとうの姿勢の正し方!
では「どうすれば、正しい姿勢をつくれるのか?」
…それを解説してゆきます。
良い姿勢とは、単に胸を張ることではない
「姿勢を良くしなさい」と言われたら、みなさんどうしますか?
胸をグッと張って、体を棒のようにまっすぐにする人が多いと思います。
ですが、これは、とても「良い姿勢」とは言えません。
これでは、
- 無理をする
- 上体に力が入る
- 重心が定まらない
- 呼吸が浅くなる
…など、ほんとうにデメリットしかありません。
本当に良い姿勢は、中心が定まり「腹式呼吸」になる
本当に良い姿勢は
- 無理がない
- 上体に力が入らない
- 中心がピシッと定まる
- 深い腹式呼吸ができる
…という「良い状態」に自然となります。
中心がピシッと定まり、型が決まると、深い腹式呼吸になります。
すると、気持ちがどっしり落ち着いてきます。
型が決まれば「機械的に」意識が変わる
肥田春充氏は、
…とおっしゃってます。
つまり、姿勢が正しければ「自動的」に意識が正しいものになる、というわけです。
ムツカシイ理屈は要りません。
ピシッと正しい姿勢を取るだけで、その瞬間から「正しい意識」に満たされ、「正しい行動」を取れるようになります。
ですので、昔から姿勢を正すことが重要視されてきたわけです。
正しい姿勢の作り方
では、正しい姿勢を、図とともに説明します。
姿勢・形
上の図を、良くご覧ください。
大切なことは、
- 足を直角に開く
- お尻を突き出すようにする
- 腰椎(腰の部分)を反る
- その上で、上体を真っ直ぐにする
- 上体は脱力する
…という点です。
1.足の位置
足のスタンスは、肩幅ほどです。
また、足は直角に開きます。
つまり、左右の足先は90度に開いていることになります。
2.お尻の位置
姿勢を正すというと「お尻までまっすぐにする」と思っていませんか?
ですが、実際は、お尻は若干突き出し気味になります。
そうすると、お腹の力が抜けてラクになるのです。
3.腰椎を反る
お尻を突き出すと、体が前かがみになってしまいます。
そこで、腰椎(ようつい)を反って、上体を起こします。
腰椎とは、背骨の下部です。
背骨の下部を、グッと反らせて上体を起こします。
4.上体を真っ直ぐにする
ここまでやると、自然に上体は「真っ直ぐ」になるはずです。
ちなみに、股間の力は、抜くようにしてくださいね。
5.上体は脱力する
上体は脱力します。
…というより、この姿勢を取ると、自然と脱力します。
肩の力が抜け、腕がぶらんと下がります。
首の力も抜けますので、少しアゴが上がり気味になるかもしれません。
その場合は、力を抜いたままアゴを下げ、顔を正面に向けます。
重心
次に重心です。
人間の重心(中心点)は「丹田」です。
ここを中心として意識します。
丹田は、おへそより4、5センチ下のお腹の中にあると思ってください。
中心に向かい、腹と腰から圧力をかける
図をご覧ください。
下腹の中に円があります。
この円の中心が「丹田=重心」です。
この中心に向かって、お腹と腰から、同等の圧力をかけるように意識します。
重心を両足の中心に、まっすぐ落とす
次に、この「丹田=重心」を、自分の両足の中心にまっすぐ落とすように意識します。
これで、正しい姿勢ができるとともに腹がすわります。
正しい姿勢ができれば、あらゆる運勢が良くなってくる!
以上「姿勢の正し方」について解説しました。
なかなか、言葉だけでは理解しにくいかもしれません。
また、姿勢の矯正は、一朝一夕でモノになるものではありません。
ですので、日々練習をして、感覚をつかんでくださいね。
正しい姿勢ができれば、
- 健康
- 人間関係
- 恋愛
- 金運
…あらゆる運勢が良くなってきます。
「姿勢は全ての基本」!それは本当なのです。
まとめ
今回、肥田式強健術を元に「正しい姿勢の作り方」を解説しました。
肥田先生の著書は、旧字体で書かれています。
そのため、少々読みにくいです。
ですが、ものすごい真理が満載です。
もっと学びたい方は、肥田先生の著書を読まれることをオススメします。
今回、解説したことは、人によっては「合わない」ことがあるかもしれません。
ですので、決してムリをせず、ご自身の身体を気づかいながら、試してみてくださいね。
内容に異存があるわけではないですが、なぜ肥田氏が自死を選んだのでしょうね。
それはつまり、日本の現代にはこの方法は役に立たないと予測し悲観したからではないかと思います。周りをみてもわかるようにスポーツは商業主義、金儲けの道具です。
金儲けに役に立たない体育法を学んだとて、かえって社会からはじき出されてしまうような気がします。
(編集済み)
コメントありがとうございます。
今は商業主義ですから、ウケが良いもの、すぐご利益があるものが、もてはやされる傾向にありますよね。
特に戦後西洋一辺倒になり、求道者としての肥田氏としては無力さを感じてらしたかもしれません。
ただ、人類の未来を真に憂いていた肥田氏が自死を選んだ理由については、悲観というだけでなく、何かとても深い心境がおありだったのではないかと感じています。