今回の対談は、私の修行時代についてです。
私の師は、20代で「現代社会の偽善を滅ぼす」と決意して、その志を貫いてこられました。
そんな師に弟子入りしたのですから、けっこうコアな話になってます。
興味のある方は、ご覧ください。
師について

ダイスさんの修行のことや、お師匠さんのことをお聞きしても良いですか?

私の師は、それはそれは眼光の鋭い方でね、本当にもう目を直視できないぐらいだったんです。
なんだかすべてを見通されているような感じがビシビシとするんですよ。
ですので、決して、師の前では、少しのウソやゴマカシもする気になりませんでしたね。
「存在の力」も凄くてね、師のそばにいるともう重力を3倍くらいに感じるんですよ。
「現代社会の偽善を滅ぼす」と決意

へえ~、そんな方がいらっしゃるんですね。

そうなんです。
師は、20代で、「現代社会の偽善を滅ぼす」と決意して、その志を貫いてこられた方だったんです。

厳しい生き方をされてこられたと。

厳しい方でした。
でも、決してガチガチではなかったですよ。
政治・経済だけでなく、生活レベルのことや、俗なことにも通じていらっしゃる方でした。
深い見識とともに、ユーモアやエスプリもある方でしたよ。
また、山登りが好きで、自然が破壊されていることに物凄い怒りを感じてらしたんですよ。
それで、「魔術的な力」を使って世界を変えて行くことをされていたんです。
剣が持つ「魔術的な力」とは?

魔術的な力とは、どんなものだったのですか?

具体的には、剣のエネルギーです。
剣を使って、対象の「波動」を変えてゆくんですね。
表から変えてゆくのではなく、根底から変えてゆく

たとえば、どんな感じなのでしょうか?

たとえば、自然破壊に関して言えば、
そのバックにある波動を消滅させてしまえば、自然を破壊する事業などが、だんだんうまくゆかなくなってくるんですよ。
つまり、表から変えてゆくのではなく、目に見えない根底部分から変えてゆくわけです。

剣で、世の中のことを奥側から変えてゆくのですね。

そうです。
で、私は、先生の元で、修行生活に入ったんです。
1992年だったかな…。
修行について

どんな修行だったんですか?

支障があって、詳しくは言えないですが、今から思うと、良く無事でいられたなと(笑)。
まあ、一言で言うと、「邪悪に屈するな。義しい(ただしい)ことのためなら、いつでも死ねるようにしとけ」と。
…そういう修行でした。
存在が消滅する怖さとの戦い

怖くはなかったですか?

そうですね…。
「直接的な怖さ」より、むしろその怖さに負けて退転するのが怖かった。
退転って、「こうする」って決めたことを「やっぱやめます」って、ひるがえすことです。
それをしてしまったら、自分の存在がなくなってしまう…そういう怖さと常に戦っていましたね。
波動の世界は命がけ

なんか普通ではないですね。

実際、普通でなくなりかけたことが何度もありました。
師のもとで、この世界のバックにある巨大な波動と常に対峙していたので、意識が持って行かれそうになるんですよね。

そうなんですか?

そう。
押しつぶされそうになるんですよ。
これが、波動の世界の怖いところで、一歩間違うと発狂してしまう世界なんですよ。
だから、波動に敏感な人の大変さは良くわかります。

怖い世界ですね。

うん。ある意味命がけ。
とり憑かれる仲間なんかも続出して、大変でした。

そんなことが実際にあるんですね。

そうなんですよ。
目に見えない世界が、こんなにも現実の世界に影響を与えているのかと、ビックリしましたよ。
「保身の意識」が吹っ飛んだ

普通の人では耐えられそうにありませんね。

こういう波動の世界で戦うには、そうとうな覚悟と規律が求められます。
ですので、私たちは、どんな命令であろうと、そのまま実行することを課せられていました。
そういうわけで、自分の身がどうだとか、自分の家族がどうだとか、お金がどうとか、そういうことが一切吹っ飛んじゃった。
エゴを消滅させることの大切さ

とにかく「自分のエゴ」をつぶしてゆくみたいな感じでしょうか?

そうそう。エゴを消滅させるということ。
そうしないと、敵の波動に取り込まれてしまうんですよね。
だけど、エゴを消滅させるって、なかなか大変ですよね。
人間は肉体を持ってるから、生きたいとか、食べたいとか、いい暮らししたいとかあるし。
エゴを捨てた体験があれば、命がけで戦うことができる

やっぱり、エゴがない状態を経験するのは大事なのでしょうか?

そう。それが大事です。
エゴを捨てる…一度でもそれを経験すれば、究極の場面を迎えた時、命がけで戦うことができるんです。
ですので、戦争を経験したおじいさんなんかは腹の据わり方が違いますよね?
師は、導く先をわかっていた!?

ダイスさんは、お師匠さんをすごく信頼されていたんだなぁ…って感じます。

そうですね。
師は「とにかく、皆一回死ね」って言うような恐ろしい方でした。
でも、本当は、ちゃんと、どこに導くかをわかっててやってたんだと思います。
私は心底、尊敬と信頼をしていましたよ。