去る2023年7月7日、東湖八坂神社の統人行事(とうにんぎょうじ)を観てきました。
スサノオ役が「ほぼ意識を失って」牛に乗せられます。
日本に残る奇祭の一つです。
本日は、その感想をメモ代わりに残しておきます。
統人行事(とうにんぎょうじ)とは?
統人行事(とうにんぎょうじ)は、
- 秋田県潟上市天王
- 秋田県男鹿市船越
…この2つの地域をはさんで行われる祭りです。
この祭りは、
- スサノオのヤマタノオロチ退治の故事
- 八郎潟周辺の農民と漁民の水神信仰
…が習合した祭礼とのことです。
「豊作」と「大漁」を祈願して行われているようですね。
「統人行事(牛乗り)」を見てきました
4年ぶりの開催ということで、ようやく統人行事(牛乗り)を見ることができます。
お祭り当日の神社は、たくさんの屋台で賑ってました。
子ども連れの家族が多かったです。
![Miracle Dice](https://magic-dice12.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/1-300x300.png)
夕方の4時から、牛乗りが始まります。
それまで、おにぎりとババヘラアイスを食べながら待ちます。
お牛様の登場
午後4時、いきなり境内から牛が出てきました。
すごい大きさで、ビビリました。
間近で見るとド迫力があります。
こんな重戦車のような牛が暴れたら、人間なんか粉々に砕けてしまいそうですよ。
スサノオ役がご登場
しばらくすると、スサノオ役の方が運ばれてきました。
7日間にわたり隔離して、神懸かり状態にするそうですね。
一説では、酒を飲ませて意識を失わせるとのことですが…。
![Miracle Dice](https://magic-dice12.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/1-300x300.png)
詳細は不明です。
船越水道へ向かいます
身体に弓矢をつがえたスサノオ役が船越水道に向かいます。
6名の統人によって身体を支えられているので、なんとか牛から落ちずに済んでます。
今年は「蜘蛛舞い」は来ず
船越水道につきました。
あとは「蜘蛛舞い」が舟でやってくるのを待つだけ・・・。
ところが、いつまで経ってもやってきません。
![Miracle Dice](https://magic-dice12.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/1-300x300.png)
潮の流れが速いので「蜘蛛舞い」は地元の漁港で行われたらしいです。
残念ながら、こちらには来ませんでした。
山太鼓
しばらくすると、どこからか「軽やかな笛と太鼓」が聞こえてきました。
船越側から、お祭りの行列が橋を渡ってきたのです。
気持ちの良い「祭り囃子」
なんと、のほほんとした気持ちよい祭り囃子なのでしょう。
これは「山太鼓」と呼ばれてるみたいです。
![Miracle Dice](https://magic-dice12.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/1-300x300.png)
当日、東湖八坂神社でお囃子を奉納するようですね。
やはり、統人行事は「凄い祭り」です
山太鼓の行列を見ていたら、統人行事(牛乗り)は終わってしまいました。
私は見れなかったのですが、スサノオを中心に「破魔矢」のようなものを四方八方に投げて終了したようです。
それにしても、終始、スサノオ役は意識モウロウの状態でした。
その伝統を1,000年以上も守っているとは、凄い祭りです。
![Miracle Dice](https://magic-dice12.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/1-300x300.png)
「蜘蛛舞い」も見たかったです。
来年、また見に来ます。