皆さんは、スサノオノミコト(素戔嗚尊・須佐之男命)と言うと・・・

  • 暴れん坊
  • 怖い
  • 良く分からない

など、あまり良くないイメージを持たれているのではないでしょうか?

しかし、スサノオノミコトは「不動明王」と同一の存在であり、不浄なものを焼き尽くす「破邪顕正」の神様です。

また、スサノオノミコトは「剣神」「雷神」「軍神」でもあります。

 

スサノオノミコトは誤解されている!?

皆さんは、スサノオノミコトに悪いイメージを持ってませんか?

天で大暴れして、天照大御神を岩戸に閉じこもらせてしまった・・・

そんな暴れん坊の神様。

多くの方が、スサノオにこんな印象を持たれていると思います。

なぜ、スサノオノミコトは印象操作されているのか?

しかし、それは真実とは言えないのです。

スサノオは確かに猛々しい神様だと思います。

でも、それだけだったら、このように注目されないでしょう。

スサノオには「何か」があると思いませんか?

 

「日本書紀」や「古事記」に書かれていることが正しいとは限らない

神話と言うと、「日本書紀」や「古事記」(略して「記紀」)が正統とされています。

しかし、記紀に書かれていることが、全て正しいとは限らないのです。

このような記録は、たいてい、時の為政者に都合の良いように書かれています。

ですので、いたるところに偽情報が紛れていると言って、差支えありません。

スサノオノミコトは、記紀によって、

  • 暴れん坊
  • 粗暴
  • 困った神様

・・・と言うような印象操作をされている可能性があります。

スサノオノミコトはスーパーヒーローだった!?

スサノオノミコトは、日本全国、非常に多くの神社で祭られている神様です。

このように、慕われ、親しまれている存在が単なる「困った神様」のわけがありません。

大昔の人々にとって、スサノオはとんでもない崇敬の的だったのではないでしょうか?

スサノオノミコトは、八岐大蛇 (やまたのおろち)を退治した伝説があります。

この伝説の真相はわかりません。

しかし、スサノオは、魔物や疫病を退治し、人々を不幸から解放してくれるスーパーヒーローだったに違いありません。

 

時の為政者にとって、スサノオは都合が悪かった?

では、なぜ、時の為政者はスサノオを貶めようとしたのでしょうか?

彼らにとってスサノオは、よほど都合の悪い存在だったとしか考えられません。

なぜ都合が悪かったのか?

彼らにとって、庶民に大人気があったヒーローは「何らかの理由」で邪魔だったのです。

ですので、時の為政者は、記紀を通して、スサノオがまるで問題児であるかのような印象操作を行ったのではないでしょうか?

本来の最高神はスサノオノミコトではないのか?

このような「操作」は、記紀の記述だけにとどまりません。

神社の祭神の入れ替えを強要されたり、様々な作為が行われていた可能性もあるようです。

ですので、私たちはダマされてはいけないのです。

この件に関しては、もっと関心を持ち、もっと研究しなければなりません。

・・・本来の日本の最高神は誰か?

それはスサノオノミコトなのだと私は思います。

こう言い切ってしまうと、異論も色々あると思います。「最高神」と言う表現が適切かどうかもわかりません。

しかし、少なくともスサノオノミコトはもっと崇敬され、感謝されるべき神だと、私は思うのです。

 

「スサノオの神像」和歌の里しまね

スサノオの真実に迫る書籍

スサノオの真実を解き明かすのに、役に立ちそうな本がいくつかあります。

もちろん、そこに書かれていることが真実かどうかはわかりません。

ですが、私は「おもしろい」と感じたのでご紹介させていただきます。

「消された覇王」小椋一葉著

小椋一葉(おぐらかずは)女史は、覇王スサノオが、記紀では、あまりにみじめに書かれていることに疑問を感じました。

そこで、全国の神社を周り、スサノオこそが古代日本を治めていた本当の天王だったことを証明しようとします。

もちろん、その手法(祭神の表記から真実を推察する)には賛否両論があるでしょう。

※「古代日本正史」の原田常治氏がとった手法を踏襲しています。

しかし、小椋女史の想いの熱さと筆致の迫力には圧倒されます。

小椋女氏は、スサノオノミコトに霊魂を突き動かされていたとしか思えません。

ぜひ、皆さんにもご覧になって頂きたいと思います。

 

「古代日本正史」(原田常治著)

記紀を新たな視点で見てみたい方は、「古代日本正史」(原田常治著)がオススメです。

原田常治氏は「婦人生活社」の創始者です。

(もともとは新潮社の編集者だったらしいです。)

原田氏は、記紀があまりにもウソばかり書いているのにガマンならず、とうとう、自分で本当の歴史を探るべく、全国を訪ね歩きます。

実際に地方の神社に赴き、祭神を調べたり、現地の情報を集めたりして、書き上げたのがこの
「(記紀以前の資料による)古代日本正史」です。

氏は、日本建国の祖はスサノオだったという説を、現地で集めた証拠を元に展開してゆきます。

1976年の出版当時は、かなり衝撃的な内容だったのではないでしょうか?

それまで常識とされていた日本の歴史を改めて見直す、良いキッカケとなる書です。

 

「素戔嗚尊とヤマタノオロチ」(神尾正武著)

「素戔嗚尊とヤマタノオロチ」(神尾正武著)は、スサノオの小説です。

読むと、面喰います。

私たちが今まで知っている歴史とはまったく違う世界が展開されているからです。

・・・しかし、これはまんざらフィクションとは思えません。

神尾氏は佐世保で土地家屋調査士をされている作家です。

それだけに、九州周辺の土地や歴史などに独自の「鋭い視点」があるのです。

また、「素戔嗚尊とヤマタノオロチ」からは、スサノオの出生や功績だけでなく、人間としての魅力なども伝わってきます。

ここに書かれている内容の真偽は「???」です。

ですが、とにかく斬新で面白いのです。

今までの歴史や神話をまったく違った視点で考察し直してみたい方には、特にオススメです。

 

まとめ

スサノオは

  • どこから来て、何をしたのか?
  • 日本を統治していたのか?いないのか?
  • どんな神様なのか?

・・・興味は尽きません。

しかし、いつか必ず、その真実が明らかになる時が来るでしょう。

私も、今後とも、スサノオノミコトを考察し続けてゆきたいと思います。

 

スサノオ秘剣の旅!岡山「石上布都魂神社」