前回に続き「引き寄せの法則」について述べてゆきます。
なぜ、私たちは願望を叶えることができないのでしょうか?
それは「願望をはっきりと意識していないから」だと言われています。
今回は、
願望を叶えるには、なぜ、それをしっかり意識することが大切なのか?
…についてお知らせします。
引き寄せを発動させる「RAS」とは?
私たちには、叶えたい願望がありますよね?
でも、それをはっきり意識することって、あまりないのでは?
…だいたい忘れちゃってますものね^^
しかし、願望を意識しないと「引き寄せ」は発動しにくいです。
「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」の著者アラン・ピーズは、以下のように述べています。
まず何をしたいのかをはっきりさせる。どうすれば達成できるかはRASに任せておけば、自然にわかる
「RAS」は、願いを叶えるナビゲーター!
「RAS」とは何でしょうか?
これは、1949年に発見された「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」という脳神経の集まりです。
RASの働きは、簡単に言うと「ナビゲーター」です。
- どのルートを進めば目標に到達できるか?
- 何から手をつければ願いを叶えられるか?
- 誰をパートナーにすれば夢が実現するか?
…などの「具体的方策」を自動的に導きだし、それを人に「無意識に実行させてしまう力」があるのです。
人間には、もともと最強の「ナビ」が備わっていた
ドライブする人ならわかると思いますが、ナビがあれば間違いなく目的地に到達できますよね?
目的地を入力すれば、自動的にゴールに導いてくれるシステム…
それがナビゲーターというものです。
そんなナビゲーターの脳バージョンがRASです。
そもそも人間の脳には、このような「最強システム」が備わっていたというわけです。
「RAS」を発動させるには?
では、「RAS」というナビゲーターは、どのようにすれば発動するのでしょうか?
願望を「意識」しないと、情報は切り捨てられる
そもそも、人間の脳というものは入ってくる情報の99.9999%を切り捨てているそうです。
あまり沢山の情報は処理しきれないので、仕方ないんですね…。
その情報の選別をおこなうのが「網様体賦活系(RAS)」です。
つまり、簡単に言うと…
意識されていない情報は、常にRASによって切り捨てられてしまうということです。
願望を「意識」すると、情報が集まってくる
反対に、願望をしっかり意識するとどうでしょうか?
それを「達成させるための情報」が集まって来るようになるのです。
たとえば、新しい車が欲しくて、買いたい車種が決まったとする。すると、なぜか、その車種が目につくようになる。
…確かに、そんな経験ありますよね?
もちろん、買いたい車種は今までも走っていたはずです。
しかし、今までは「その車が欲しい」という願望を持っていなかったために、視覚から切り捨てられていたのです。
ところが、その車への願望をはっきりさせるとどうなるか?
RASの仕分けによって、それに関する情報がどんどん入ってくるようになるのです。
大切なのは「願望」をはっきりさせること
大切なのは願望をはっきり意識することです。
「願望=目的地」をはっきりインプットしないと、RASは、あなたをどこに連れてゆけば良いのかわからないというわけです。
願望をはっきりさせ、RASを発動させれば、願いは自動的に叶う
願望をはっきりインプットすればどうなるか?
それを達成させるための情報を、RASが自動的に「人の意識」に上げてくれるようになります。
たとえば、普通の会社員だったAさんが「お金持ちになる」と意識したとします。
すると、今まで見向きもしなかった「副業の情報」が、なぜか目につくようになります。
試しにそれをやってみると、どんどん儲かるようになり、本業の収入を超えてしまったりします。
…このように、願望を意識するとRASが発動し、今まで切り捨てられていた99.9999%の情報から「有益な情報」が拾い出されます。
そして、その願いを達成するようにプログラミングしてくれるわけです。
「どうすれば実現できるのか?」を考える必要はない!
また、願望を意識する際に「どうすれば実現できるのか?を考える必要はない」と、アラン・ピーズは言い切ります。
人は「どうすれば実現できるか?」を考え始めると、たいてい以下のように思ってしまいます。
- どうせ実現できっこない
- こんなこと不可能だ
- ムリムリ(苦笑い)
そして、結局は、行動しなくなってしまうのです。
大切なのは、ただ「こうなりたい!」とインプットすること
しかし、忘れてはいけません。
私たちには、超優秀なナビゲーターであるRASが備わっているのです。
「こうなりたい!」とインプットさえすれば、自動的にゴールに運んでくれるのです。
ですので「どうすれば実現できるのか?」を、最初の時点で考える必要はまったくないのです。
必要なのは「どうなりたいか?」です。
その目的地をはっきりと意識して、RASにインプットすること…
これが「引き寄せの法則」を発動させ、願いを叶える重要な一歩なのです。
まとめ
今回は「なぜ願いを叶えるには、願望をはっきりさせる必要があるのか?」を解説しました。
では、まとめますね。
- 人間には、そもそも優秀なナビゲーター「RAS(網様体賦活系)」が備わっている
- 意識されていないことは、常にRASによって切り捨てられている
- だが、意識されたことは、RASによって、それを「達成させるための情報」が集まって来る
- 「こうなりたい!」とインプットさえすれば、RASが自動的にゴールに運んでくれる
願いを叶えるには、RASを使うことが必要のようですね。
ですが、そのためには、RASに願望=目的地をインプットしなければなりません。
これが「願望を叶えるためには、それをはっきりと意識する必要がある」…その本当の理由なのですね。
ただし「頭の先っぽ」で考えた願望は叶いにくいですよ。
前回に続き、「引き寄せの法則」について述べてゆきます。 お金持ちになりたい! 人生の成功者になりたい! 幸せで安定した家庭を得たい! ・・・人には、それぞれ願望があります。 そして、強く願えば「引き寄せの法則」によって叶 …